背もたれに寄りかからない

その分、脚を整えれば、それだけでワンランク上の印象を与えられます。

座るときのポイントは、椅子に深く腰かけながらも、背もたれに寄りかからないことです。

深く座ると、背もたれに背中がつき安定しやすい分、脚がゆるくなって、膝が開いたり、かかとが上がってしまいます。

そのため、背もたれと背中は「拳1つ分」空けることを意識します。

なお、スカートの場合は、かかとと膝をつけて座ることを心がけましょう。

【図表1】座るときに意識したいこと
イラスト=SHIMA

あくびやくしゃみは「見せない配慮」がマナー

脚以外にも、無意識な所作で、悪い印象を与えていることがあります。

ビジネスでは、「つい癖で」では済まないことがありますので、対策も含め読んでみてください。

1 隠さずにあくびをする

生理現象ではありますが、隠さず大きな口を開けるのは御法度です。

集中してなさそう、やる気がなさそう、話を聞いてなさそう、と思われます。

あくびをする前にハンカチや手で隠したり、状況によっては下を向いて、相手に見せない配慮をしましょう。

2 くしゃみを押さえない

唾が飛んだり、衛生の観点からも嫌がられます。ティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆い、人がいない方向に顔を向けましょう。

また、くしゃみとともに出る大きな声にも気をつけたいものです。

ハンカチで覆えば音を小さくできますので、ビジネスの場であることをわきまえて、「なるべく静かに」を心がけましょう。

3 キーボードで大きな音を立てる

些細な音が気になってしまう方は、一定数いるようです。

キーボードを叩く音は意外にも響きます。音が大きいと、イライラしていてストレスがあるように見えてしまうこともあります。

対策としては、必要以上に指をキーボードから離してタイピングすると、大きな音が鳴りやすいため、なるべく優しく押して周りへ配慮しましょう。

キーボード自体の問題であれば、静音効果のあるキーボードカバーを用いると、ある程度音が押さえられるのでおすすめです。