思い通りにならないくせ毛、毛染めが欠かせない若白髪、いったいどうすれば。日本初のヘアサロン所属「くせ毛アドバイザー」・毛髪診断士としても活動するインフルエンサー「Yukari」こと金子ゆかりさんは「くせ毛は“カール”、白髪は“ハイライト”。コンプレックスは、スタイリング次第でぐんと“垢抜け”要素に変わる」という──。
10代からくせ毛、20代後半から白髪に悩んできた毛髪診断士のYukariさん。30代で隠すことをやめ、スタイリングを変えたら人生変わった、と語る。
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自身も10代からくせ毛、20代後半から白髪に悩んできたというYukariさん。30代で隠すことをやめ、スタイリングを変えたら人生変わった、と語る。

自分の「髪」に傷ついた10代から20代の日々

「クセが強くてまとめるの大変そうですね」
「広がらないように落ち着かせましょう」

くせ毛の人の多くが、美容院に行くたびにこうした言葉をかけられていることと思います。

広がりやすくて強いクセがある私も、その一人。そのたびに、「私の髪って、“大変”で“落ち着かせ”ないといけないものなんだ……」と、うっすら傷ついてきました。そのため、10代からずっと縮毛矯正をかけ続けていたのです。

しかも20代後半には白髪が生え始め、産後にそれがどんどん増えて……30代前半にはくせ毛と白髪、両方のメンテナンスに追われることに。

30代で「隠す」ことをやめたら、人生変わった

しかし、30代のあるとき、「自分がもともと持っているものなんだから、必死に隠すのは、もうやめよう」と、縮毛矯正と白髪染めの両方をすっぱり卒業! 同時に、くせ毛と白髪を活かすスタイリングの研究を始めました。

結果、いろいろ試してわかったのは、「スタイリングひとつでくせ毛も白髪もグンと垢抜ける要素になる」ということ。

くせ毛と白髪は世の中でよく「2大ダメな髪」みたいないわれ方をしていますが、実は、それは大きな間違いです。

くせ毛は束感のあるきれいなカールがつくれるポテンシャルがあるし、そのくせ毛を活かしたスタイリングとグレイヘアの相性は、実はすごくいいのです。

カールにグレイヘアが加わると、それがハイライトのような効果となって、髪に奥行きが出る。それがまた、垢抜けた印象をつくってくれるのです。