旅前にわかる…お金が貯まらない人の特徴

お金が貯まらない人には、特徴があります。それは、旅の準備が甘いこと。

まず旅の準備が悪いと、忘れ物が増えて、現地で調達することになります。例えば、寒くてアウターを買う、雨が降り出して傘を買う、携帯電話のバッテリーをいくつも買う、スキンケアや化粧品を忘れて買う……とにかく至るところで、無駄遣いが発生します。

お金が貯まらない人たちは、そもそもの計画に無理が多いのも特徴のひとつ。「安いからと朝いちばんの航空チケットを予約したのはいいけれど、寝坊して乗り遅れてチケットを買い直すはめになった」「交通費を節約して夜行バスにしたのはいいけれど、疲れ果てて現地であまり活動できなかった」「ホテルから出たくなくなり、延長料金をとられた」そんな話も聞いたことがあります。

旅行の準備で荷物を詰めようとしている女性
写真=iStock.com/miniseries
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事前準備は、なるべく早くする。荷物の準備は、遅くとも前日までに完了させておく。そのための時間を、きちんと確保しましょう。それが無駄遣いを減らし、お金が貯まる人に変わる第一歩となります。

私の荷物の準備は、とても簡単です。一泊であれば、洋服はストールやマフラーなど温度調節できるものを一枚持っていく。寒さや雨が心配なときは、コンパクトに丸められるダウンベストや軽量の折りたたみ傘を入れておく。靴は、どこに行くか想定できれば、一足で十分です。化粧ポーチも、ふだん使っているものを、そのまま持っていけるようにしています。

アイテムでいえば、風呂敷は便利です。洋服を包むのにも使えるし、温泉に行くときの着替えも包んで持って行けます。結び方次第で、エコバックにもなるし、リュックにもなる。寒いときは、なんとスカーフ代わりにもなります。一枚入れておくと、何かと重宝しますよ。

お金が貯まらない人の旅行後の行動

さらに、お金の貯まらない人は、旅の後始末も遅いし、ゆるい。帰ってきてからも、なかなかスーツケースを片づけません。

日常が始まっても、洋服やお土産をスーツケースに入れっぱなしなので、探し物が見つからず、「なくしたのかな」と新しいものを買うことになる人も。お土産もそのまま渡しそびれて、むだにすることもざらなのです。

私が子供の頃は、よく先生や親から「家に着くまでが遠足」と言われていましたが、今、私がよくお伝えするのは「スーツケースを片づけるまでが旅行」ということ。私は旅行から帰ってきたら、その日のうちに、スーツケースは必ず空っぽにするようにしています。

洗濯ものは洗って干し、買ってきたものは、それぞれ棚にしまい、お土産は、宛名の付箋を貼って、すぐに渡せるように。旅行から帰宅してすぐに、このように整える習慣がついていれば、渡し忘れも無くしものも発生しないため、無駄なお金が発生しません。