自信を持つにはどうすればいいか。心理セラピストの杉田隆史さんは「根拠のない自信を持つにしても何か根拠が必要だ。自分ではなかなか『根拠』になるものを見つけられないとき、私はあるノートを活用したことが自信を持つキッカケになった」という――。
※本稿は、杉田隆史『「なんだか生きづらい」がスーッとなくなる本』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
「どうしたら自信を持てるか」の最終結論
世の中では、歌でも映画でも本でも「自分を信じろ!」みたいなメッセージをたくさん見かけますよね。そういうメッセージが多い理由は、それだけ多くの人が「自信」を持ちたくても持てない、という現状があるからではないでしょうか。
たしかに「自信」とは目には見えないものですが、それが「ある」か「ない」かで、人生が大きく変わってくるような気がします。
あなたのまわりを見渡してみても、自分に自信を持っている人って、同じことをやってもパフォーマンスが高くないですか?
たとえばプレゼンだって、人前で話すことに自信を持っている人と、自信を持っていない人とでは、同じ資料を使って、同じような内容を話したとしても、印象が全然違ってきますよね。自信を持って話している人のほうが、なぜか説得力があるように感じられる。
ということで、ここでは「どうしたら自信を持てるか?」ということについて考えていきたいと思います。
でも、その話の前に、時々こんなことを言う人、いませんか?
「なんか根拠のない自信があって……」
あまり自信がない人から見れば、オメデタイというか、うらやましいですよね。そんなこと言える人。
でも最近、そんなこと言う人に対して、「ちょっと待てよ」って思うようになったんです。その人は「根拠がない」なんて言うけど、それってホントなのかなと。
私は、どんな自信にも必ず「根拠がある」んじゃないか、と思っているんです。