この4月、国が制限をかけ、沖縄のゴーヤーやフルーツを勝手に島外に持ち出すことができなくなった。いったい何が起きているのか。自身、最前線で害虫防除に関わってきた進化生物学者の宮竹貴久さんは「外来特殊害虫のセグロウリミバエが発生し、沖縄本島全域に分布が広がりつつある。一刻の猶予も許されない局面だ」という――。
2024年3月14日、1匹の小さなハエが捕まった
沖縄のゴーヤーやフルーツを勝手に島外に持ち出せない事態が続いている。国が4月から移動に制限をかけたためだ。制限をかけたのにはもちろん、理由がある。「8ミリの悪魔」の再来である。
ことの始まりは、去年(2024年)3月14日だった。
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