※本稿は、『プレジデントFamily2025春号』の一部を再編集したものです。
約千年の歴史で育まれた「独特の文化」
――なぜオックスフォード大を選んだのですか?
【タイラーさん】日本の政治や経済は世界的に見ても特異性があるため、とても興味がありました。研究を深めるにあたり日本語学を専攻したいと考えていて、オックスフォード大には日本語学の分野で著名な教授が数多く在籍しているので、ここを第1希望としました。
――オックスフォード大ならではの文化、ユニークなルールなどはありますか?
【タイラーさん】約千年の歴史があるからか、独特だなぁと感じることが多いです。例えば試験の時にはスーツ着用が必須で、毎週末「ハリー・ポッター」の映画に出てくるような厳かな雰囲気のディナーに黒いガウン姿で参加するのです。
ハリポタといえば、映画のホグワーツ魔法魔術学校のロケに使われたボドリアン図書館もオックスフォード大の施設です。イギリス内では、大英図書館についで第2位の規模で、歴史的に価値のあるマグナ・カルタ写本をふくむ、イギリスで発行されたすべての書籍が所蔵されています。
少人数制「チュートリアル」形式の授業を教授の部屋で
――授業の様子を教えてください。
【タイラーさん】これもオックスフォード大ならではだと思いますが、授業は「チュートリアル」という形式で、教授の部屋で行われることが多いです。学生は3、4人程度の少人数で進められます。宿題として出されたエッセイや資料を事前に準備しておいて、1人ずつ、それを読み上げていくことが多いです。発表の途中で教授から修正すべき点を容赦なく指摘されることも多く、非常に強いプレッシャーを感じます。
事前準備も大変なので、勉強漬けの毎日になります。このように人間関係が非常に密な環境で過ごすので、コミュニケーション能力は必要かと思います。ただ、学生数が少ないので面倒見が良く、自己管理能力はそれほど高くなくても大丈夫かな、という印象です。
日時:6月27日(金)19:00~21:00
参加費:無料
※スマホでもパソコンでも視聴可。
※アーカイブ配信あり。当日ご都合が悪くても後からご視聴いただけます。
配信方法:Zoom ウェビナー
1部:「合格家庭に見る成績上昇の秘訣」
2部:「来年以降の入試はこう変わる! 注目校&10大ニュース」
3部:「広尾学園の教頭が考える『この夏、やっておいてほしいこと』」
登壇者:VAMOS富永雄輔さん、声の教育社後藤和浩さん、広尾学園植松久恵さん
▶申込みはコチラ https://eventregist.com/e/JXeSXDRIXHwg