あなたが眼科で受けるその医療は本当に、あなたの生活をよくするものなのだろうか? 無駄な医療の餌食にならないため、無用なダメージを受けないため頼れる眼科医の見分け方を身につけよう!

眼科は何のための診療科なのか?

自分が眼科にかかるときのことを思い出してみよう。どのような目的で訪れるだろうか。“目が見えにくい”という単純な理由も多いだろう。このとき「初めての受診で症状も重くはないのに、やたらと複数の検査や治療を行う病院は気をつけたほうがよいかもしれません」と、近著に『続ムダな医療』がある、医療経済ジャーナリストの室井一辰氏は語る。

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「『メリットよりもデメリットのほうが大きい医療行為』のことを、無駄な医療と言います。過剰な医療行為は余計な手間や出費がかかるばかりか、別の病気を呼びこんでしまう原因にもなり、デメリットが無視できない可能性があるのです。