2009年11月の完全失業者数は331万人、完全失業率(季節調整値)は5.2%だった。しかし、完全失業者には仕事探しをあきらめた人は含まれていない。実は、日本ではこうした就業意欲喪失者の割合が大きく、最大約160万人いるといわれている。

完全失業者にこの160万人を加えると、失業率は7%台後半に達する。過去の失業率のピークが09年7月の5.7%なので、その深刻さはわかるだろう。