同じようにストレスがたまりそうな状況に置かれても、すぐに音を上げる人とそうでない人がいるのはなぜか。早稲田大学人間科学学術院教授の熊野宏昭氏は、「私たちは自分で自分を不安にして、問題を大きくしている。目の前の等身大の現実に気づくようにすることが、ストレスに強い心を作る」と語る——。
本稿は熊野宏昭『実践! マインドフルネスDVD』(サンガ)の一部を編集したものです。
ストレスがたまらない人は何が違うのか
ストレスは借金と似ています。借金はしなければいいようなものですが、たとえば、家を建てたいとか、子どもの教育をしたい、そういうある程度、お金が必要になるときに、借金ができるからこそ、今まで、自分1人の稼ぎではできないようなことも実現できるという良い面があります。しかし借金を返さないでいつまでもためていると、破産してしまいます。だから、借金を返すことがとても大事なのです。
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